お寺で楽しい除夜の鐘
お菓子付きです!

年の終わりの除夜の鐘

廣讃寺では、毎年12月31日に除夜の鐘をついております。
一年の締めくくりとして、ぜひ静かなひとときをお過ごしください。

お菓子が貰えるくじ付き(はずれなし)

令和7年度より、地域のお子さま向けにお菓子の配布を行うこととなりました。
本堂にてお念仏をお称えいただくと、お菓子が当たるくじをお引きいただけます。
お父さま・お母さまの分もくじを引くことができますので、ぜひご家族そろってお参りください。

年越しそばの配布

地域の皆さまを対象に、年越しそばの配布も行います。
数に限りがございますので、お早めにお越しください。

★お菓子が当たる念仏くじ

2025年末は、お坊さんに念仏をレクチャーしてもらい、「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と称えると、お菓子が当たるクジを企画しました。
五色の糸(※)を模したクジを引くと、一等~五等がランダムで入っています。
100人を超える人々のお念仏の機会となりました。

注釈

※五色の糸…極楽浄土への往生を願う人が、臨終時に自らの手で引くために、阿弥陀仏の仏像等の手に付した糸のこと。

★毎年恒例の書初め


廣讃寺では除夜の鐘のあとに、毎年書初めを行っています。
廣讃寺の書初めは、その年の願いを書くのではなく、その年の「抱負・目標」を阿弥陀様に宣言するという意味の「願(がん)」「※誓願(せいがん)」としています。

注釈

※誓願…インドの誓戒(vrata、ヴラタ)に由来する思想で、誓いを立て、それを生涯大切にし続けることで大きな力が生まれると考えられてきました。仏教ではこの思想が発展し、阿弥陀仏の誓願は「すべての人を救うため」に立てられた誓いとされています。

コラム:子どもたちとつくる地域(岐阜・瑞穂市)の未来

『宋高僧伝』25巻には、中国浄土教の僧・少康和尚(805年没)について、次のような逸話が残っています。
少康和尚は睦郡において、子どもたちに阿弥陀仏の名を称えさせ、その一声ごとに一銭を与えて教化を行いました。
ひと月ほどすると、幼い子どもたちは競い合うように念仏を称えるようになり、多く称える者には、より多くの銭を与えたといいます。
この実践を重ねるうちに、少康和尚の姿を見かけた地域の住民は、自然と阿弥陀仏の名を称えるようになったと伝えられています。
そして、次第に地域に念仏が広まり、唐睦州の烏龍山に浄土道場が立ったそうです。

この逸話が示しているのは、子どもへの働きかけが、称名念仏を日常の風景として地域に根づかせていく力をもつ、ということです。
称名が子どもたちの声として可視化されることで、大人たちもまた、その声に導かれるように念仏を称えるようになったのです。

廣讃寺が子ども達にお菓子をお配りするのも、こうした教化のあり方にならったものです。
子ども達を通じて称名念仏・除夜の鐘が地域の行事として定着し、その輪が自然に地域共同体全体へと広がっていくことを、私たちは願っています。

また、子どもの頃に体験したお寺や地域との温かなご縁が、地域への親しみや愛着を育み、
将来、地域を見守る一員となってくれることも、私たちの大切な願いです。

参考資料:Chinese Text Project 『宋高僧伝』巻二十五(4~5部分)

注釈

『宋高僧伝』…唐・五代・北宋初期の高僧の伝記を集めた書物。全30巻